株式投資

【第1回】米国高配当株vs日本高配当株:配当金を“使う”なら日本株もアリだと思う理由

はじめに

「高配当株投資=配当金は再投資してナンボ」
そう思っていた時期が、私にもありました。

ただ、5年ほど続けてきた中で気づいたのは、
配当金って“使ってもいい”という選択肢もアリだなということ。

私自身、仕事を辞めて独立してからは、配当金の一部を生活費の足しにすることもあります。
特に、日本株の高配当銘柄は「使う」スタイルと相性が良いと感じています。

この記事では、配当金を再投資せずに「使う」という考え方、
そしてその中で日本株を選んでいる理由について、自分の経験も交えながら書いていきます。

高配当株投資ってどんな投資?

簡単に言うと、配当金を定期的にもらえる株に投資する方法です。
配当金=企業が利益の一部を株主に分配してくれるお金ですね。

値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うよりも、
安定して入ってくる“現金収入”に重きを置くのが特徴です。

私が高配当株投資を始めたのは、
「会社の給料だけじゃ先が不安だな」と感じたのがきっかけでした。

特に副業を始めたばかりの頃は、まだ収入も不安定だったので、
毎月、確実に“入ってくるお金”があるだけで精神的にかなり楽でした。

「配当金を使う」ってどういうこと?

「配当は全部再投資!」というのも王道だし、それで資産を増やしていく人も多いと思います。

でも、私は配当金の一部を生活費に充てるようにしています。

たとえば──

  1. 光熱費や通信費の支払い
  2. 子どものちょっとした出費
  3. 日常のささやかな外食代

こうした「毎月かかるけど、なくせない支出」にあてることで、
“生活のクッション”になる感覚があります。

正直、1回の配当で生活が激変するわけじゃありません。
でも、「配当で払った」と思うと、なんだか気持ちに余裕が出るんです。

じゃあ、なぜ日本株なのか?

米国株の高配当ETF(VYM、SPYD、HDVなど)も持っています。
ただ、「配当金を使う」という視点で見ると、日本株のほうが実用的なんですよね。

円建てでもらえる

米国株はドルで配当が入ってきますが、日本株なら当然、そのまま円でもらえます
すぐに使える。これ、めちゃくちゃ便利です。

ドルのままだと「円に換えるタイミングどうしよう」とか、手間や為替のことも考えなきゃいけない。
日常の支出に充てたいときには、そのちょっとした手間が意外とネックになります。

管理しやすい

税金のことも含めて、日本株のほうがシンプルに管理しやすいです。

NISAを使えば非課税で配当をもらえるし、特定口座でも配当控除を活用できます。
確定申告が必要な場合も、ややこしさが少ない。

米国株の二重課税問題(外国税額控除)って、初心者にとっては少しハードルが高いですからね。

最近は“育てがいのある”日本株も増えている

「日本株は成長しない」ってよく言われますが、
ここ数年は、配当方針を見直す企業も増えてきました。

たとえば、商社株なんかは資源価格に左右されるものの、
長期的に見ると配当も安定していますし、
通信系やインフラ系の企業も、しっかり稼いでしっかり配当してくれる

高利回り+増配の流れがある企業を見つけていくのは、ちょっとゲーム感覚に近いところもあります(笑)

「使う配当金」は働く人の味方になる

私はもともと地方の会社員でした。
給料もそれなりで、大きな余裕がある生活ではありませんでした。

そんな中で、月1回でも「配当金が入ってくる日」があると、
少しだけ生活にゆとりができた気がして、不思議と前向きになれました。

今は独立して収入も安定してきましたが、
それでも「配当金がある」という安心感は変わりません。

特に会社員として働いている方、
これから副業を始める方にとって、「使える配当金」はけっこう強い味方になると思います。

まとめ

“使う”視点で見ると、日本株も悪くない

配当金って、「資産を増やすための材料」だけじゃなくて、
「今をちょっと楽にする道具」にもなると思うんです。

その意味では、日本株の高配当銘柄は、すごくいいポジションにあります。

  1. 為替リスクがない
  2. 円でもらってすぐ使える
  3. 税制上の優遇も受けやすい
  4. 増配傾向のある企業も増えてきている

「配当金は使ってもいいんだ」
そう思えるようになったのは、日本株のおかげかもしれません。

次回は、米国の高配当ETFを使った投資と、そのメリット・デメリットについて書いていきます。
日本株とどう違うのか?運用してきて感じたリアルな話をお伝えします。

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